精子のこと

精子について

精子は女性の卵子と結合することで新しい生命を生み出す役割を果たします。
精子は精巣内で生成され、頭部、中間部、尾部という3つの主要な部分で構成されています。
一度に射精される精子の数は2~3億個と言われていますが、酸性度の高い膣内環境により99%は子宮に到達する前に死滅します。

精子の基準値

男性不妊の多くは精子の数や運動性の低下が原因です。そのため、不妊検査は精液の量や精子濃度、運動性を調べることから始まります。自然妊娠のための最低基準が「精子の基準値」です。しかし、精液の状態は常に変動するため、1回の検査結果だけで判断せず、一定期間をあけて複数回の検査を行うことが推奨されます。

精子の誕生

精祖細胞は精巣内の精細管でホルモンの働きにより細胞分裂を繰り返し、約74日かけて精子に成長します。成熟した精子は精管内で待機し、射精の時を待ちます。

精子と加齢

精子は思春期以降、高齢になっても毎日新しく作られますが、加齢とともに機能が低下します。精巣の大きさは少しずつ小さくなり、男性ホルモンの分泌も減少します。

年齢とともに作られる精子の数は減少しますが、精子濃度はあまり変わりません。精子の機能が加齢とともに低下すると受精率や妊娠率が低下します。

男性が35歳を過ぎると、不妊治療による出生率が下がるという報告もあります。また、加齢により自然流産のリスクも上がるとされています。

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