知っておきたい健康管理
子宮頸がん検診
将来、子どもがいる人生を望む女性は特に、定期的な子宮頸がん検診を受けることをおすすめします。
子宮頸がんは子宮の入り口部分(子宮頚部)にできるがんで、子宮がん全体の約7割を占めます。
20代から30代の女性で増えており、乳がんに次いで若い女性に多いがんです。
子宮頸がんは初期にはほとんど自覚症状がありませんが、早期に発見することで妊娠能力を保つ治療が可能です。
定期的(2年に一度)の検診を受けることで、早期発見に繋げてください。
禁煙について
妊娠中の喫煙は赤ちゃんに悪影響を与えます。喫煙すると血管が収縮し、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が届かなくなります。また、受動喫煙も母体に有害です。たばこの煙にはニコチンや一酸化炭素など200種類以上の有害物質が含まれており、早産や流産、妊娠高血圧症候群、胎児発育遅延などのリスクがあります。出産後も赤ちゃんがたばこの煙にさらされると、喘息や中耳炎、乳幼児突然死症候群(SIDS)などのリスクが増えます。ママと赤ちゃんの健康を守るために、家族や身近な人にも禁煙をお願いしましょう。
プレコンセプションケア(プレコン)
プレコンセプションケア(プレコン)とは、自分の身体や将来の妊娠について正しく理解し、日常生活や健康に向き合い、ライフプランを考えることです。
相談できる内容の例
- 生理周期が不安定
- 生理痛や生理前の体調不良
- 体や性についての悩み
- ピルやサプリの効果や使い方
- 正しい避妊方法
- 体型と生理、妊娠の関係
- 希望の時期に妊娠するために今できること
- 男性と女性の体の違い
将来の妊娠に向けて、今からできることを考えるために、プレコンセプションケアを始めてみましょう。