婦人科検診
婦人科検診
子宮頚部細胞診
子宮頚部細胞診は、子宮頸がんの早期発見に用いられる検査です。
子宮頚部から細胞を採取し、異常細胞の有無を顕微鏡で調べます。
定期的な検査が推奨されており、早期の段階でがんや前がん病変を発見することができます。
経腟超音波(経腟エコー)検査
経腟超音波検査は、経腟プローブを使用して子宮や卵巣の状態を詳細に観察する検査です。異常な腫瘍や子宮内膜の厚さ、卵巣の嚢胞などを評価するのに役立ちます。経腟エコーは高精度な画像を提供し、不妊治療の評価にも用いられます。
腫瘍マーカー検査
腫瘍マーカー検査は、血液中の特定の物質を測定することで、がんの存在や進行状況を評価する検査です。婦人科領域では、CA125やHE4などのマーカーが使われ、卵巣がんの早期発見や治療効果のモニタリングに役立ちます。
HPV検査
HPV検査は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を確認する検査です。
HPVは子宮頸がんの主な原因とされており、感染の有無を調べることでがんリスクを評価します。
HPV検査は細胞診と併用されることが多く、より高い精度で子宮頸がんのリスク評価が可能です。
AMH検査
AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査は、卵巣予備能を評価する血液検査です。AMHの値は卵巣に残っている卵子の数を反映し、不妊治療の計画立案に役立ちます。
値が高いほど卵巣の機能が良好であることを示します。
風疹・麻疹抗体検査
風疹・麻疹抗体検査は、風疹や麻疹に対する免疫があるかどうかを確認する血液検査です。妊娠中に風疹に感染すると胎児に重大な影響を与える可能性があるため、妊娠前に免疫の有無を確認することが推奨されます。
骨密度検査
骨密度検査は、骨の密度を測定し、骨粗しょう症のリスクを評価する検査です。特に閉経後の女性にとって重要で、骨折の予防に役立ちます。
子宮頸がん検査
子宮頸がん検査は、子宮頸部の細胞を採取して異常細胞の有無を調べる検査です。
パップテストとも呼ばれ、前がん病変やがんの早期発見に役立ちます。
定期的な検診ががんの予防と早期治療に効果的です。
異常があれば、精査のため組織検査を行います。高度異形成以上の病変は高次医療機関に紹介いたします。中等度異形成以下では当院で厳重に管理を行い、場合によってはレーザー治療を行います。
子宮体がん検査
子宮体がん検査は、子宮内膜から組織を採取して異常細胞を調べる検査です。
子宮体がんは、閉経後の女性や不正出血がある女性に多く見られるため、これらの症状がある場合には検査が推奨されます。