コラム
帝王切開について
帝王切開は母体あるいは胎児による要因で手術で赤ちゃんを分娩する方法です。
予定および緊急に対応しています。
麻酔:提携している麻酔専門医の先生が麻酔を行います。
超緊急は産科医が行います。
脊椎麻酔+硬膜外麻酔で行います。
切開方法 : 縦切開及び横切開は状況に応じて行います。
子宮筋層の縫合:当院ではSTRATAFIX SPIRAL PDS Plusを使用して縫合しています。
従来の縫合糸と違い結紮の必要なくまた、抗生剤が含まれているため、子宮に優しく感染予防になり次回の妊娠への影響が少なくなります。
非常に高価な縫合糸ですが、が当院では患者様の安全を最優先として、導入しています。
大学病院など限られた施設しか導入されいません。(2023年9月現在)
今後は、導入する施設が増えてくると期待されます。
癒着防止フィルム:子宮切開創には次回の手術時の癒着を防止するためセプラフィルムを子宮に貼っています。
閉腹後の検査:手術終了直後に超音波検査を施行して子宮内及び腹腔内に出血していないかを確認します。
血栓予防:術後は静脈血栓を予防するため弾性ストッキングおよび間欠的空気圧迫機器を装着します。
また、術後にヘパリンを12時間ごとに投与します。
術後の第一歩行時は必ず、スタッフがついて異常がないかをしっかり観察します。
当院では帝王切開においては安全を第一に心がけています。