コラム

【熊本市】ブライダルチェックでわかること|主な検査項目とその意味

ブライダルチェックは、将来の妊娠や出産を見据えて体の状態を確認する検査です。

とはいえ「実際にどんなことがわかるの?」「健康診断とどう違うの?」と疑問を感じる方も多いかもしれません。

ブライダルチェックでは、ホルモンの状態や感染症の有無、子宮や卵巣のトラブルまで、妊娠に影響を及ぼすリスクを幅広く調べることができます。

今回は、当院で行っている主な検査項目と、それぞれの検査でどんなことがわかるのかを、詳しく解説していきます。

ホルモンバランスの検査|排卵や卵巣機能を確認

妊娠の成立には、ホルモンの働きが欠かせません。ブライダルチェックでは、主に以下の3つのホルモンを調べることで、排卵がきちんと行われているか、卵巣の機能に問題がないかを確認します。

● FSH(卵胞刺激ホルモン):卵巣内で卵子が育つのを助けるホルモン。高すぎると卵巣機能の低下が疑われます。

● LH(黄体化ホルモン):排卵を引き起こすホルモンで、タイミングを把握する手がかりになります。

● PRL(プロラクチン):通常は授乳期に高まるホルモンですが、過剰になると排卵がうまく起きにくくなります。

これらのホルモンは、生理開始から5日以内に測定するのが一般的です。ホルモンバランスの乱れは、体の疲れやストレスによっても起こるため、自覚症状がない場合でも一度調べてみることが大切です。

性感染症の検査|無症状でも見つかることがある

性感染症は、自覚症状がないまま進行してしまうことが多く、妊娠や出産に影響を及ぼす可能性もあります。ブライダルチェックでは、以下のような感染の有無を調べます。

● クラミジア感染症:日本では特に感染者数が多く、女性の場合は卵管炎や不妊の原因になることもあります。子宮頸部を綿棒でぬぐって検査します。

● 腟分泌物検査:カンジダやトリコモナスといった菌が腟内に繁殖していないかを確認。炎症の原因となることがあります。

パートナーが無症状のまま保菌している場合もあり、自分だけでなく相手への感染を防ぐためにも、妊娠前のチェックは重要です。

一部の医療機関では、男性向けに精液検査や感染症検査を行っているところもあります。カップルで一緒に検査を受けることで、安心して妊娠に向き合える土台づくりにもつながります。

子宮内膜症の可能性|見逃されがちな不調の原因に

「生理のたびにお腹が痛い」「性行為のときに違和感がある」などの症状がある場合、子宮内膜症の可能性も考えられます。子宮内膜症とは、本来子宮の内側にあるはずの内膜組織が、卵巣や腸の周囲など別の場所にできてしまう病気です。

この病気が進行すると、卵巣や卵管の働きが妨げられ、妊娠しづらくなる原因になることもあります。また、炎症が慢性化すると強い腹痛や不正出血などのトラブルにもつながります。

ブライダルチェックでは、問診や内診、必要に応じて超音波検査を行い、症状や状態を確認します。月経トラブルが「体質だから」と見過ごされやすいですが、子宮内膜症の早期発見にもつながる検査です。

感染症への抗体検査|赤ちゃんへの影響を避けるために

妊娠中に感染すると胎児に影響を与える感染症については、抗体があるかどうかを事前に調べておくことがとても重要です。ブライダルチェックでは以下のようなウイルスに対する抗体を確認します。

● 風疹・麻疹・おたふくかぜ:妊娠中に感染すると、胎児に障害が出る可能性があるため、抗体がなければワクチン接種が推奨されます。

● トキソプラズマ・パルボウイルス:猫のふんや生肉、感染者との接触などでうつる感染症で、流産や胎児への影響が問題になります。

抗体検査は主に血液検査で行い、現在の感染状態だけでなく「過去に感染したことがあるか」「ワクチンの効果が残っているか」も確認できます。妊娠前に知っておけば、必要な対策をとることができます。

まずは今の体の状態を知ることから

ブライダルチェックで行う検査は、どれも妊娠の成立やお腹の赤ちゃんに関わる大切な項目です。ホルモンや子宮の状態、感染症や抗体の有無などを一通り確認しておくことで、安心して妊娠に向き合う準備ができます。

医療機関によっては、卵巣の予備能をみるAMH(抗ミュラー管ホルモン)検査や、甲状腺ホルモン・ビタミンD・血糖値のチェックなど、より詳しい検査を組み合わせて行っているところもあります。ご自身の年齢や体調に応じて、必要な検査を医師と相談しながら決めていくのも良いでしょう。

当院でも、基本的なブライダルチェックをはじめ、気になる症状や患者様に合わせたご相談を承っています。

検査に不安がある方や「どれを受ければよいかわからない」という方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。一緒に、安心できる妊娠への準備を進めていきましょう。

【熊本市で地域に根ざした医療を提供 頼れる医師がいる前田産婦人科】

前田産婦人科は熊本市南区に位置する産婦人科医院です。

当院は熊本市南区で30年以上、地域に根ざした医療を提供してまいりました。

「お母さんと赤ちゃんの安全を守ること」を第一に、自然なお産を大切にしながらも、必要に応じた医療対応ができる体制を整えています。

母体の救急蘇生方法などに詳しい院長の指導のもと、スタッフ一同が救急蘇生法などの知識と技術を日々学び、安心して出産いただける環境づくりに努めています。

初めての妊娠・出産で不安を感じている方も、どうぞ安心してご相談ください。

 

住所:〒862-0963 熊本県熊本市南区出仲間7-2-32

TEL:096-378-8010

この記事の監修医師

前田産婦人科 医師

医師 前田 隆宏

経歴・資格・所属学会

  • 昭和59年 熊本高校卒業、同年熊本大学医学部入学
  • 平成2年 熊本大学医学部卒業後、産婦人科を専攻
  • 平成2年 九州厚生年金病院で研修後、大学院に進学
  • 平成8年より 小国公立病院 産婦人科部長
  • 平成15年4月より 現在に至る
  • 妊娠高血圧症候群
  • 胎児治療
医師 前田 隆宏

クリニック紹介・アクセス

住所
熊本県熊本市南区出仲間7-2-32
電話番号
096-378-8010
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