ドクターズインタビュー
前田産婦人科の診療の特徴は?
当院では、ガイドラインに沿った分娩体制を確立しています。
自然分娩を希望される方には、できる限り医療介入を最小限に抑えたお産を行っています。
しかし、必要な場合は迅速かつ的確な医療介入を行い、お母さんと赤ちゃんの安全を最優先に考えています。
また、熊本大学病院や市民病院との連携により、緊急時には10〜15分以内に移送できる体制を整えております。
患者様と向き合う時に大切にしていることは?
当院では、女性特有の悩みにしっかりと向き合うことを大切にしています。
患者様が話しやすい環境を整え、お一人おひとりの悩みを丁寧に聞くことを心がけています。
私は医療を押し付けるのではなく、患者様自身が納得し、主体的に取り組める治療が大切だと考えております。
治療方法については提案を行いますが、強要することはありません。
患者様が主体となって治療に取り組むことで、より良い結果が得られると考えています。
また、悩みが出てきた時に気軽に相談できる場所でありたいと願っています。
自分で判断が難しい場合も、まずは相談に来ていただき、一緒に考えていきましょう。
お産をする際に一番気を付けていることを教えてください。
お産において最も重要視しているのは、安全性の確保です。
特に妊娠高血圧症候群は非常に注意が必要です。
この病気は妊娠初期から危険因子を素早く見つけ、適切な治療を行うことが求められます。
妊娠中の高血圧は出血や脳出血のリスクを高め、妊産婦死亡の主な原因となるため、早期発見と治療が不可欠です。
私はJ-MELSベーシックインストラクターの資格を持ち、母体の救急蘇生方法などを毎年医療スタッフに教えています。
お母さんと赤ちゃんの命を守るため、最高の医療を提供することに全力を尽くしています。
ご来院を検討されている方へメッセージ
当院では、患者様お一人おひとりの健康と安心を最優先に考えています。
お悩みがある場合、自分で判断するのは難しいこともあります。
まずは気軽に相談にお越しください。一緒に最適な解決策を見つけましょう。